小さなレリーフ小皿 [雑貨]
昨夜の中秋の名月は楽しまれましたか?
私は何度か窓を開けて鑑賞を試みましたが、いずれもうっすらと鱗雲に見え隠れ。なかなか真ん丸なお月さまのお姿は見られませんでした。でもまるで水墨画のような風情ある美しさに、しばらくうっとり。
日本人の月を愛でる習慣は、本当に素敵ですよね。子供のころは、すすきや月見団子をお供えして、家族でお月見をしたものです。
昨夜の私は特別なことは何一つしませんでしたが、静かに見え隠れするお月さまを眺めているうちに、不思議と心が落ち着いてきて、すっかり穏やかな気持ちになりました。
今回はメキシコの小さな素焼きの小皿です。
彩色もなく釉薬もかけていない素朴な小皿ですが、ずっと眺めていたい優しい美しさに満ちています。
まるでお月さまのようですね。
ちょっと月見団子をひとつ乗せてみたくなりました。
小さな小鳥たち [雑貨]
皆様よくお休みですか?
こういう朝はちょっとうれしい。
でも何となく巣と卵を守る愛らしいカップルの仲睦まじいさまを感じ取ることができませんか?
この「なんとなく」の感覚が民芸の持ち味。
細かい注釈はさておき、素直に可愛いね~と楽しみましょう。
そして心よりご冥福をお祈りいたします。
小さなパスタ人形 [雑貨]
秋が近づいてきています。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
パスタといっても、着彩していますのでもちろん食べることはできません。
メキシコはパン細工やマカロニを使ったアクセサリーなど小麦粉を生かした民芸が多いですね。
主食がトルティーヤなどのトウモロコシが主原料だからでしょうか?
高さが4cmほどの小さなお人形。とても細かくできていて、つぶらな瞳や手足の指まできちんと手作りしています。
舌を出しているワンちゃんも愛らしい。実はそこに惹かれてしまいました。
犬のモチーフは少ないので貴重。(猫物は多いのに!)
スタイルはネイティヴインディアン?アメリカのお土産用に作ったのでしょうか。
小さなティーセット [雑貨]
皆様はいかがお過ごしでしょうか?お風邪などひかないようにお気を付けくださいませ。
今回は、手のひらに乗るような可愛らしいティーセット。
ティーカップのソーサーやトレーにもきちんと手描きで花模様が描かれています。
決して緻密というわけではありませんが、このぽってりした素朴な手作り感がいいのです!
それらはギャラリーの催事であっという間に売り切ってしまいました。
あのころは販売することに必死で、手元に置いておこうなどという考えは頭の片隅にもありませんでした。
タイ製はメキシコ製のものとは違った魅力があり、やはり手描きで絵付けされ、とても精巧で可愛らしいものでした。
一つくらい残しておけばよかったな~。今思うと残念です!
ミニミニ民芸品 メキシコの胡桃の中の小さな世界 [雑貨]
今週の東京ははまたまた猛暑に襲われております。
毎年、異例の気候と言われながら、どんどん気温が上昇しています。
この先地球はどうなってしまうのでしょうか?
あまりに小さくてちょっとわかりにくいでしょうか。
こんなに小さな空間にきちんと世界が存在している!ちょっと感激です。
まだまだ続きますよ。
ミニチュア熱復活!メキシコのアニマルベル [雑貨]
もともと独立する前は中南米の織物や民芸品を輸入する会社でお世話になっていた時期もあり、メキシコやグァテマラに仕入れに行ったこともありました。そんなこんなで中南米の民芸たちとはけっこう仲良しなMAYOLICAです。ポルトガルのマヨリカたちも彼らとはなかなか相性がいいのです。
もう大きなものは買っちゃダメ!と自分に言い聞かせ、それでもちいさなものなら....と悪い病気が発症し、またこまごまと集め始めました。
ミニチュア熱の復活です。
この子たちは一つ一つ手作りされて、顔の表情もみんなそれぞれ個性的!
変顔ばっかりですがなんだか憎めない。
リボンや飾り襟などでおめかししているところがまた可愛い!
そしてみんなベルの音色が違います。素焼きならではの素朴な音色で、風鈴にしたくなっちゃう。
小さなものにも手間を惜しまず、楽しく愛情深く向き合う職人さんたちの気持ちが伝わってきました。
眺めているだけで不思議と心が癒されます。だから民芸好きってやめられない!
ドイツの手彫りの木製クリスマスオーナメント [雑貨]
急に気温が上がり、初夏らしい陽ざしが眩しい今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は母の日ですね。
午後から母のところへ日ごろの感謝をこめてプレゼントを渡しに行きます。
プレゼントは先日姉と探した夏用のバッグです。母好みの可愛らしい花柄で、軽い!
しかも撥水加工のコーティングがしてあるので、これから雨の多いシーズンにもOK。
喜んでもらえるでしょうか。
さてこちらは自分へのプレゼントです。
横浜赤レンガ倉庫のフリューリングスフェストで見つけたドイツ製の木製手彫りクリスマスオーナメント。
無垢の素材で、彩色していません。そこがナチュラルで気にいりました。
トナカイさんと松ぼっくりと流れ星。クリスマスらしい可愛いモチーフです。
素朴なタッチが温かい。民芸の魅力ですね。
12月になったら「うめや」のおばあちゃんからいただいた松ぼっくりとアレンジしましょう。
今からとても楽しみです♪
皆様も素敵な母の日をお過ごしくださいませ。
MAYOLICA マヨリカ
チャコリーナとチャコワンコ [雑貨]
先日姉と目黒川のお花見に行った日。
実はもうひとつ大切な用事がありました。
いつもマヨリカの催事をお手伝いしてくださるchakoさんの作品の展示会が、中目黒のギャラリーで開催されていたのです。私も姉もchakoさんの作品は大ファンなので、絶対行こうね!と決めていました。
素敵な展示会でした!姉は可愛い魚のペンダントと革のリボンのシュシュを。
私も同じく革のリボンのシュシュが気にいり、色違いをゲット。
そして可愛らしいチャコリーナに一目惚れ♡ ウチの子になってもらいました~♪
以前オーダーして作ってもらった店長チャコワンコとのお散歩です。
店長うれしそう?
全て手作りなのでそれぞれに個性があり、眺めているだけでも楽しいチャコリーナ。
自分だけのチャコリーナはとても愛着がわきますね。
ちょっとマヨリカと共通するところです。
chakoさん、どうもありがとございました。大切に可愛がりますね。
MAYOLICA マヨリカ
コーヒーミル [雑貨]
秋になるとコーヒーが格別美味しくなりますね。
今まで大のコーヒー党で一日10杯以上は飲んでいましたが、数年前に特に理由もなく突然紅茶党に変身!
以来、まったくコーヒーを飲まない日々が続きました。
でも最近香ばしいコーヒーの香りが妙に恋しくなり、またコーヒー派を復活しました。
しばらくコーヒーを飲まずにいると、ものすご~く香と風味に敏感になり美味しく感じたりします。不思議なものですね。
時間はかかりますが豆を挽いてハンドドリップでじっくり淹れていただきます。
儀式のようなこの行為がコーヒータイムをかけがえのないひとときにしてくれるのです。
コーヒーミルは電動ではなく手で挽くので結構大変ですが、この動作も楽しいものです。
右の鉄製のミルは父が愛用していたもの。相年季が入っています。
本体はずっしり重いのですが、ハンドルは軽快にまわせて意外と楽に挽けます。きれいに細かく挽けます。ドイツ製の電動ミルもありましたが、姉が結婚するときに持っていってしまいました~。可愛くて便利でよかったので返してほしいな~。
左の木製のミルは、私が若い頃自分用に購入したもの。イタリア製です。トールペイントが美しく、装飾用のように見えますが、れっきとした実用品です。悲しい時も嬉しい時もともに年月を経てきた友人のような存在。本体が軽いので、挽く時にちょっと疲れます。粗めに挽けます。
ハンドドリップ用のお気に入りのドリップポットもあるのですが、主人が館山に持って行ってしまったので、その紹介はまた今度させてください。
実は私、さほどこだわりはない方なのですが、じっくり淹れるとコーヒーってこんなにも美味しいものなのかと感動しました。とはいうもののコーヒー豆にだって違いはあるもの。
今回は深煎りの苦みが欲しくてイタリアンローストにしました。
コーヒー豆は本当に様々な種類があるのでこれからは少しずついろいろな豆を試してみようと思います。楽しみです。
ちなみに現在も朝は必ずミルクティー。コーヒーは午後に淹れるのが日課です。
皆様は紅茶党ですか?それともコーヒー党ですか?
MAYOLICA マヨリカ
スペインアラゴン地方、テルエルのマヨリカ [雑貨]
ご無沙汰しております。
しばらく館山にいて更新できませんでした。
館山滞在中とうとう初のそら豆の収穫をしましたよ~。そのお話はまた後日に。
我が家でよく登場するスペインのマヨリカのひとつをご紹介いたします。
先日、また以前にもよくブログにアップしていますが、あらためて。
スペインアラゴン地方の古都TERUELテルエルのマヨリカたちです。
テルエルはレコンキスタ(キリスト教徒におけるイスラム教徒からの国土復興運動)の進展に伴い、キリスト教美術に影響をうけたイスラム教徒が作り上げたムデハル様式の装飾の建築物が美しい古都。
伝統の民芸陶器にもその片鱗が見られます。
独特の深い緑と茶の色彩。モチーフはキリストの象徴とも言われる魚やローマ風の鳥やうさぎの絵付け、唐草文や幾何学紋など、西洋的なデザインとイスラム風のエッセンスが融合されています。
大胆で力強く、でもどこか親しみのあるユーモラスで暖かな風合い。大好きなマヨリカのひとつです。
日本の民芸運動にも貢献したイギリスの陶芸家、バーナード・リーチの作品にもこのテルエルの陶器に影響を受けたと思われるものが数多く残されています。
スペインの民芸陶器の中では比較的丈夫で、日常使いにも耐久性があります。
といってもあちこちチップしてしまいましたが、欠けにも愛着が湧いてきます。
可愛い小鳥の柄の小型の深鉢はとろろやお刺身の山かけやお煮しめなどを盛りつけたりと
我が家ではよく和食に使います。落ち着いた色使いが和の印象を深めてくれるのです。
深い緑釉のたまりが美しく、また唐草や小鳥が躍動感にあふれエネルギーを感じます。
ボウル類はだいたい外側にも絵付けが施され、どこから眺めても楽しめるのも特徴。
魚をモチーフに取り込んだデザインも面白いですね。緑とこげ茶の色彩のバランスが美しい。
小ぶりなのでパン皿やタパス用のお皿にしています。
一番下の手付きの小鉢はワインの試飲用の器です。
南欧ではこうした試飲用の小型のボウルがよく見られます。可愛いですね!
このシリーズには牛をかたどったユーモラスな水差しもあったのですが、とうとう手に入れず仕舞い。
今思うと残念です。
可愛い可愛い我が家のお気に入りたちです。
MAYOLICA マヨリカ