本日のマヨリカブレイクファースト&ポルトガルリスボンのタイル工房のマヨリカ [いろいろなマヨリカたち]
秋が深まリ、温かいものが恋しい季節になりました。
私の朝食は、野菜ジュースとミルクティーとナッツで、時折、季節のフルーツを食べる程度。
でも、寒くなってくると炭水化物が欲しくなります~。やっぱり体がカロリーを欲するのですね。
パンが焼けるまで、温かいミルクティーをいただきます。
ボウルから紅茶のいい香りが。ほどよい厚みの縁に口をつけてまずは一口。
う~ん、ホッとする~。優しい温度と香りが気持ちをほぐしてくれます。
ディンブラのミルクティーに、ビゴのパン。最近のお気に入りはパンドロデヴとルヴァンです。
薄切りにして、軽くトースト。バターやオリーヴオイルをつけることもありますが、私は何もつけずに、そのままばりばり食べる方が好き。とても香ばしくて滋味豊かな小麦とライ麦の味と香りがたまりません。
本日のお供はポルトガル、リスボンのタイル工房のマヨリカです。
ここの工房は国営でリスボン一有名。そのタイルの絵付けの素晴らしいこと!
もちろん器類も焼いています。
民芸陶器としては少々お高めですが、本当に質がよく絵付けもきれい!
この素朴なぽってり感、なんて可愛いのでしょう!
使えば使うほど味わいがでてきます。
こういうマヨリカとは一生つきあっていきたいものです。
店長もお気に入り♡
MAYOLICA マヨリカ
館山La casa de Mar の柿&マヨリカ [いろいろなマヨリカたち]
朝晩の空気の冷たさで、秋が次第に深まっていくのがわかります。
皆様いかがお過ごしですか?
先日我が家の果樹園長が館山のLa casa de Mar から柿を収穫してきました。
今年もなかなかの出来栄えのようです。とりあえず熟しているものだけ収穫してきたそうです。
残りの柿は次回の収穫まで日数があいてしまうので、熟しすぎてしまうか、カラスに食べられてしまうかもしれないとのこと。う~ん、残念!でもまずはこの柿をありがたくいただきましょう!
さっそく剥いて食べてみました。ほどよい固さで甘くて美味しいです!
柔らかく熟したものも美味しいですが、歯ごたえのよい柿も最高。
プロシュートをのせて食べたらまた絶品でした~♡
またワインが飲みたくなりましたよ~。
柿を盛った大きめの器は、スペインテルエルの深鉢。
渋みのある緑とこげ茶で描かれた魚を持つ女性の絵付け。
魚はキリスト教ではイエスの象徴とも言われてますが、豊穣のシンボルとも伝えられています。
柿色がよく映えますね。
大きくてたっぷり入るので、いつも野菜やフルーツを盛りこんでいます。
MAYOLICA マヨリカ
壊れたにんにく壷の使い方 [いろいろなマヨリカたち]
先日バースデイプレゼントでいただいたブーケ。
1週間以上楽しみました。バラはただ今ドライフラワー作成中。
美しいワインレッドの葉と、可愛い赤い実は、まだまだ元気です。
そこで、蓋が壊れ縁も欠けているにんにく壷をフラワーベースの代わりにして生けました。
にんにく壷なので空気穴があいていますが、そこがちょっとポップな透かし飾りのようで可愛いです。
傷だらけのマヨリカだってまだまだ楽しめます。
この子は普段はキッチンで小さなダストボックスとして活躍中。サイズがちょうどいいのです。
ときおり花瓶に変身。ますます愛着がわいてきます。
MAYOLICA マヨリカ
バラの花束とイタリアデルータの水差し [いろいろなマヨリカたち]
週末に館山から東京に帰って来た我が家の農園長。
なんとバースデイプレゼントとしてバラの花束を贈ってくれました。
館山のスーパーのレジでポインカードをだしたところ「お誕生日おめでとうございます!」といわれて何やらプレゼントをもらったそうです。たぶんポイントカードは私が登録したのものなのでおりこうさんなレジが店員さんに私の誕生日を示してくれたのでしょう。そのスーパーでは顧客の誕生日にちょっとしたプレゼントをしてくれるようです。なかなか粋な計らいですね。
とにかく彼はどうやらそれでようやく私の誕生日を思いだしたらしい!
誕生日に不在であったことに少々罪悪感があったのか?バラの花束を買ってきてくれたのでしょう。
数日遅れのバースデイプレゼントですが、お花は大好きなのでうれしいです。
どうもありがとうございます。
ちょっと中川一政風にマヨリカの水差しに生けてみました。
イタリアデルータの伝統的な水差しです。イタリアルネッサンス様式の貴婦人の絵付けが素晴らしいマヨリカです。装飾紋も細やかで美しいですね。時を忘れて魅入ってしまいます。
深紅のバラなら色彩でも気品でもこの華やかな絵付けのマヨリカに負けないでしょう。
バラもマヨリカも誇らしげでうれしそうです。
バラが少しずつ開いていく様子がまた美しく、毎日楽しんでいます♪
ちなみにお店のプレゼントはステンレスのスープスプーンでした!
愛用させていただきます。どうもありがとうございました!
MAYOLICA マヨリカ
この子も大好き♡イタリアシチリアのクレッセント皿 [いろいろなマヨリカたち]
クレッセント皿はフォルムが好きでいろいろな窯の物を持っています。
今回はイタリアシチリア島のマヨリカ。
これぞ手作り民芸陶器!という感じのぽってり感。厚みがあって、重く、そしてどこが不格好。
しかもガタつきます!でも私はその粗削りな素朴さが気に入っています。
このシリーズは館山用に、野菜、フルーツ用の受け皿つきストレーナーボウルを持っています。
その子は大きくて重いのですが、洗ったイチゴやオレンジなど盛り込むとまた可愛いのです♡
こちらは小ぶりなクレッセント皿。普段はフルーツのほか、お刺身、オードブルなどにも使っています。
フリルのブリムに透かし細工がまた可愛いのであります♪
温かみのあるマヨリカの白とブルーも大好きです。
愛い奴じゃ♡
MAYOLICA マヨリカ
イタリアデルータクレッセント皿&ポルトガル17世紀スタイルのサラダボウル [いろいろなマヨリカたち]
気候がだんだん春らしくなってきましたね。
花粉もかなり飛んでいます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
時折無性に食べたくなるししゃも。
私はレモンとアーモンドオイルをかけていたいただくのが大好きです。
イタリアウンブリア州デルータの伝統的な小鳥柄のクレッセント皿に。
春を感じる明るい表情の小鳥さんです。
ポルトガルコニンブリガの17世紀スタイルのサラダボウルには肉じゃが。
このサラダボウルはとても重宝しております。
サラダのほかに、煮込み料理、炒め物、ラーメンにも使っています!
大したメニューではありませんが、マヨリカが食卓に春を運んできてくれました。
MAYOLICA マヨリカ
コーヒータイム&オランダデルフト焼きのマヨリカ [いろいろなマヨリカたち]
朝食はミルクティーの習慣ですが、午後のひとときはコーヒーです。
先日散歩で池上本門寺に行き、その帰りにふと立ち寄ったごま屋さんでおはぎを買いました。
池上ならくずもちが名物ですが、こちらのごま屋さんのおはぎは試したことがなかったので。
家に着くなり、さっそくコーヒー豆をゴリゴリ挽いてコーヒータイムです。
ゆっくりとお湯を注ぐときに立ち上るコーヒーの香りが気持ちをわくわくさせてくれます。
穏やかでありながら、ちょっと心が高揚するひととき。特別な時間です。
おはぎは金ごまと黒ごまの2種類があり、中のあんこは金は粒あん、黒はこしあん。
想像していたよりも甘さが控えめでした。もち米はもっちりで柔らかです。
おはぎの周囲にまぶしたごまが香ばしい!
普段はあまり和菓子はいただかない方ですが、秋になると恋しくなります。
コーヒーの苦みがおはぎの優しい甘さを引き立て、そしてさっぱり口直しもしてくれます。
コーヒーと和菓子の相性は意外にもよいものです。美味しいひとときでした。
この日のお供はオランダのデルフト焼き。素朴でも気品があるブルーが和菓子にもぴったりでした。
どこか東洋の香りのする絵付けです。こうした東洋的なヨーロッパの絵付けはもちろん日本の陶磁器の影響でしょう。当時白い磁器がなかったヨーロッパにとって東洋の磁器の白さと呉須の藍は憧れの的でした。
デミタスカップ&ソーサーもあるのですがあいにく一客のみ。
二人の時はロイヤルコペンで代用です。デンマーク王室御用達のブルーも和のふんいきにマッチしますね。
ひとりのときはデルフトのカップが登場。
これらのデルフトの小皿とコーヒーカップは父がおみやげに買ってきてくれた大切なマヨリカです。
ブルーだけれど、どこか温かい。不思議なブルーです。
MAYOLICA マヨリカ
フライパンでローストビーフとイタリアデルータのマヨリカ [いろいろなマヨリカたち]
今は秋刀魚が旬。週に2回は秋刀魚が我が家の食卓に上ります。
でもお肉も恋しいです~。赤ワインが似合う季節になりましたからね!
本当はもう少し大きなお肉で作った方が美味しいとは思いますが、今回はあえて小さなローストビーフ。(約300gくらいでした。)
なぜかというとフライパンでローストビーフにチャレンジしたかったからです。
お肉は岩塩と胡椒とにんにくとオリーヴオイルを擦り込んでおきます。
付け合わせのにんじんはバターでグラッセ、ナスとピーマンはオリーヴオイルでしっかりグリル。
味付けは岩塩と胡椒のみ。野菜もシンプルだからこそ美しいのです!
フライパンにココナッツオイル(もちろんオリーヴオイルでもOK!)をいれてお肉のすべての面にしっかり焼き色を付けます。
蓋をして弱火で約10分蒸します。
レアが苦手な方はもう少し時間をかけて蒸すといいかもしれません。
その後フライパンから取り出し、アルミホイルでくるんで常温で15分~。
余熱で中まで火が通ります。簡単!出来上がりです。
カットしてみると肉汁がジワ~。わが家好みのレアな仕上がり。
お気に入りのライム塩を振ってさっぱりといただきました。う~ん!牛肉のうまみが凝縮した味わい。
でもちょっと歯ごたえがありすぎました~。やっぱりオーブンの方が柔らかく仕上がるかな。
この日はちょっと渋みのある重口のランドック地方のカベルネ・ソーヴニョンでいただきました~♪
ワインがローストビーフに似合って美味しかったです。
今回のおともはイタリアはウンブリア州のデルータの伝統陶器。
初めてオーダーした思い出深いマヨリカです。
表情豊かな小鳥ちゃんが今にも歌い出しそうな躍動感あふれる絵付けです。
この小鳥ちゃんシリーズは他にもアイテムがいろいろありますが、もう我が家にはこのキャセロールとチューリンしかありません。お皿やカップやポットもあったんですけどね~。全て完売。今思うともっと手元に残しておけばよかった。残念。
使うたびに初めて仕事で訪れたイタリアの思い出に浸ります。
デルータは素朴で静かな陶器の街。あの美しいアッシジで教会の目の前のホテルに宿泊し、そこからデルータに毎日通いました。どこの工房も古い歴史を持ち、それぞれの個性をもったマヨリカを焼いていました。この小鳥ちゃんもそんな絵付けのひとつ。
いつかまた訪れたい工房です。
MAYOLICA マヨリカ
スペインの両翼の壷アンフォーラ&ポルトガルのハニーポット&イタリアのキャンドルスタンド [いろいろなマヨリカたち]
9月に入りました。秋雨前線?の影響でしょうか、毎日鬱陶しい雨の日が続いています。
皆様いかがお過ごしですか?
今回ご紹介するの陶器はスペインアンダルシア地方グラナダのマヨリカです。
何度かご紹介している伝統陶器ですが、この両翼のついた美しい壷はアンフォーラと呼ばれています。
アンフォーラは地中海文化圏の国々で古代から使われてきた壷です。
もともとは穀物やお酒などの保存壷で、下部が細くなっていて不安定なため、胴体を地中に埋めたり、木製の台に乗せて固定させて、使われてきたそうです。
中には支えなしでは立つことがでいない壷もありますが、その危うい美しさがアンフォーラの魅力ともいえるでしょう。
おなじみのザクロ紋は古都グラナダの紋章であり、豊穣のシンボルでもあります。
そのお隣に仲良く並んでいるのはポルトガルのアレンテージョ地方の伝統的なマヨリカで、現地でははちみつ用の壷と言われています。
アレンテージョの小さな村の風景を素朴に描いています。お家の庭に可愛らしく干された洗濯物。
実際現地ではよく見る光景で、こうして壷に描かれた絵付けを見ているとまるでアレンテージョの静かな村にいるような気持ちにさせてくれます。心が和みます。
わりと大きい壷なので、私は殻ごとの胡桃をいれたり、クッキージャーにしたりして楽しんでいます。
さらにそのお隣はイタリアシチリア島のキャンドルスタンドです。
真ん中のボウルにキャンドルを立てるそうですが、私はポプリなどいれて香を楽しんだりしています。
まあるい円形に並んだ様々な動物たちは実はノアの箱舟の物語を表現したものなのだそうです。
そういえばよく見ると一人杖を持ったひげもじゃのオジサンがいますがこの方がノアなのでしょうか?
素朴で愛嬌のある動物たちの表情がなんとも可愛らしくて大好きな作品のひとつです。
日常の中で身近な所に大好きなマヨリカたちがいてくれると、気が滅入っている時には優しく慰めてくれ、うれしい時にはより一層幸福感で私たちを満たしてくれます。
午後になって雨はやみ、日がさしてきました。
この静かな時を、何かを学んだり思索に耽る、大切な時間にしたいと思います。
皆様もお体に気をつけて。
MAYOLICA マヨリカ
スペインのポロンでvino! [いろいろなマヨリカたち]
今朝は久しぶりの雨。一見涼しそうですが、湿度が高くてムシムシ、ジメジメ.....。
苦手な気候です。
皆様いかがお過ごしですか?
お休み明けにこのすっきりしないお天気はテンションが下がってしまいますね。
仕事を終えたら冷たいビールやワインでもお召し上がりください!
というわけで今回も引き続きスペインの変わった民芸陶器のご紹介です。
この不思議な器はポロンといいます。なんとワインを飲むための器。
ポロンにワインを入れたら取っ手をもって高く持ち上げ、口の部分から弧を描くように出てくるワインを口で受け止めていただくのです。
実際に私もポロンでワインをいただいたことがあります。
勢いよく飲むわけではありませんが、これが結構まわるのです!
皆様も機会がございましたら、ぜひ一度お試しくださいませ。
このポロンは前回と同様、スペインアンダルシア地方のグラナダの陶器です。
ブルーとグリーンの2色でおなじみのざくろや鳥が元気いっぱいに描かれています。
アンダルシアの暑い夏に涼やかな色が映えますね。
まだまだ蒸し暑い日本の宵も冷たいワインで楽しみましょう。
ところで余談ですが、店長は雨が嫌いです。今朝はちょっと元気がありません。
「いつになったらお散歩に行けるの?」by店長
MAYOLICA マヨリカ