イゾルデの愛の死 [音楽]
季節を問わずときおり無性に聴きたくなるワーグナー。
「タンホイザー」、「神々の黄昏」、「ニュルンベルグのマイスタージンガー」、
「ローエングリン」etc.etc.
どの楽劇、歌劇も大好きです。特に「トリスタンとイゾルデ」の世界はすばらしいですね。
もともと中世の時代をテーマにしたものはとても好きで
建築、美術もゴシックやロマネスクには目がありません。
ロゼッティ、モリス、バーンズなどの芸術活動にも憧れがあり
できればあの世界にいつまでも浸っていたい!と思います。
ルネッサンスやバロックも好きですが、基本はやっぱりゴシックです。
まだ神や妖精や魔法使いが人間とともにいた時代。
かなわぬもの、得られぬもの、貧困、病気、戦争、暗い面もたくさんありましたが
この暗く長い時代があってこそのルネッサンスの開花です。
「トリスタンとイゾルデ」も悲しい悲恋物語。
でもワーグナーの世界観がこの世でもっとも美しい愛の物語として
私たちを魅了してくれます。愛の浄化。
「アーサー王と円卓の騎士」のグィネビア妃とアーサー王の臣下であるランスロットも
また許されざる恋。これは結局アーサー王が涙を飲んで二人を許し逃がしてしまうのですが。
不倫とはいえ、三人の心模様があまりにつらく、痛ましく、美しささえ感じさせます。
「トリスタンとイゾルデ」の「イゾルデの愛の死」はそのような苦しみや悲しみを超越した
愛の歌。
「ワーグナー管弦楽作品集」 ヘルベルト.フォン.カラヤン指揮
ベルリン.フィルハーモニー管弦楽団
MAYOLICA マヨリカ自由が丘店 TEL 03-5758-8288
cfp様、nice!ご訪問、
ありがとうございます!
by mayolica (2010-08-18 06:47)